TRI Transport Safety Borad 報告書

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  • #267428
    Burt1223
    参加者

    発生年月日 : 2020/06/21

    発生場所 : Altis国際空港

    航空機種類 : 固定翼機

    航空機区分 : 制空戦闘機

    型式 : F-22A

    運行者 : Burt1223 

    事故等種類 : ハードランディングによる機体爆散

    公表年月日 : 2020/06/21

    概要 : 2020/06/20に行われたWEEK END COOPにて、帰投の為当該機含むF-22隊計四機に着陸が指示された。
    四機が短間隔にて着陸を試み、RW22Lに侵入したF-22隊三番機が着陸後爆散した。

    原因 : USAF modにて追加されるF-22Aは下方視界が極端に悪く、昼間に単機でアプローチを行ったとしても着陸は高難易度である。
    時間も圧迫していることからパイロットに焦りが生じ、着陸復行を行う判断が遅れた。

    死傷者数 : パイロット一名

    勧告・意見 : もっと下方視界が良い機体に乗せてください。

    練度向上に努めます。

    #268054
    yutomilgrum
    参加者

    発生年月日:2020/07/18
    発生場所:virolahti 沿岸諸島部
    艦船型式:Roussen級ミサイル艇
    事故概要:不明な原因によるエンジン停止と停船、エンジン再始動失敗 離艦時の乗員溺死

    事故時系列(JST準拠):
    ―以前略
    2254時前後 第一艦隊    航路第四変針点変針完了 艦隊速力40km/h 左舷敵コルベット艦隊との交戦あり
    2255時頃  第一艦隊一番艦 事故現場海域を異状なく通過
    2256時頃  第一艦隊二番艦 エンジン停止 操舵手、回復のためエンジン再始動操作を反復開始
    2257時頃  第一艦隊三番艦 速度急低下、停船 座礁の可能性を鑑み後進一杯・転舵操作開始 
    2259時頃  第一艦隊二番艦 完全停船
    2259時頃  第一艦隊三番艦 エンジン停止 再始動失敗
    2300時頃  第一艦隊二番艦 操舵手操作ミスにより落水、死亡
    2302時頃  第一艦隊三番艦 操舵手(tota氏)一時離艦、艦底調査。暗礁等が存在していないことを確認
    2320時頃  第一艦隊三番艦 操舵手再離艦 即死
    2330時頃  第一艦隊二番艦 総員離艦部署発令 残存乗員は艦底部に爆薬を設置の上離艦。艦は自沈処分された
    ―以降略

    事故各艦艇状況:
    エンジン停止時の二番艦状況:
    ・エンジン状況表示 異状なし
    ・小型ボートおよびヘリコプターとの交戦により艦体喫水線上および艦橋構造物に軽微な損傷を認める
    ・スクリューおよび舵 異状なし
    ・エンジン停止時被弾音・被弾衝撃などは認めず

    停船時の三番艦状況:(tota氏との会話より抜粋)
    ・エンジン状況表示 異状なし
    ・艦体損傷なし
    ・艦底部暗礁等は認めず
    ・停船時被弾音・被弾衝撃などは認めず

    周辺状況:
    ・第一艦隊左舷遠方にコルベット艦隊
    ・第一艦隊周辺に敵小型ボートあり
    ・海図においては水深10m以上との表記

    死傷者:2名 二番・三番各艦操舵手 

    原因:
    エンジン停止 不明
    停船     不明
    操舵手死亡  二番艦操舵手に関しては操作ミスによる離艦であるが浮上失敗・即死に至った理由は不明 三番艦操舵手については不明

    意見:
    離艦時に即死した件については、1km/h以下で移動する艦に轢かれた可能性を認める。
    エンジン停止、停船についてはエンジン状況表示が「異状なし」であったにも関わらず発生したためバグの可能性が強く疑われるも、さらなる事例収集と検討を要する。

    勧告:
    ・総員離艦部署発令の際、艦艇の完全停船の目視確認を実施すること
    ・更なる事例収集のためRoussen級やそのほか艦艇を使用した際の情報提供を求む

    Transport Safety Boardということで海上の件も所掌範囲と考えこちらに投稿いたします。ご指摘あれば適宜訂正いたします。

    • この返信は4年、 4ヶ月前にyutomilgrumが編集しました。
    • この返信は4年、 4ヶ月前にyutomilgrumが編集しました。
    #268501
    げの
    参加者

    発生年月日 2020年08月06日
    発生場所  Altis島中部
    航空機種類 固定翼機
    航空機区分 艦上戦闘機
    型式    FA-181
    運行者   操縦士(Pilot): Qeno/げの
    事故等種類 補給事故
    公表年月日 2020年08月06日

    概要    制空戦闘及び対地支援任務に従事していたDelta.1(以下本機)は、弾薬消耗のため基地へ帰投し、
          補給作業を試みていた。
          本機は着陸後、補給車両の直近へ駐機し補給作業を開始しようとしたところ、補給車両が突然
          爆発・炎上し、本機もそれに巻き込まれ大破・炎上した。

    原因    主翼の折りたたみ状態が本機パイロットとゲームの処理を行っているサーバー上で
          食い違いが発生し、その状態のまま本機が補給車両へ接近したことが原因として疑われる。

    死傷者数  軽傷1名

    勧告・意見 補給車両と航空機は余裕を持って間隔を取るべきである

          本件に関し映像及び写真が記録されていたため参照したところ、本機パイロットの視点及び
          事故後の車両・航空機の位置からは接触した可能性は極めて低い状態であることが判明した。
          しかし、本件のように実際には接触した可能性が極めて低いものの、事故に繋がる可能性があるため、
          同様の事故を防ぐためには、飛行場作業員が配置されていない場合は補給車両と航空機の間隔を
          十分に取り、位置の同期に相違が発生しないよう努めるべきであると勧告する。

    (資料)

    #268698
    airlinepilot
    参加者

    発生年月日 2020年8月14日
    発生場所  Takistan Chardarakht集落付近
    航空機種類 回転翼機
    航空機区分 転換式航空機
    型式    UV-85
    運行者   機長:airlinepilot 副操縦士:Aoiyu ガンナー:donky11,akira
    事故等種類 不時着陸
    公表年月日 2020年8月14日
    概要    UV-85(コールサインDragon1)は味方歩兵中隊の近接航空支援任務に就き地上部隊を回収するため着陸進入
          したところ、エンジンの出力不足のため不時着した。
          同機には中隊指揮班が搭乗していたが、怪我人はなかった。

    原因    低高度での旋回待機中に被弾しエンジンにダメージがあることを認識していたが、常時80kt以上で飛行していたため
          飛行に支障はなく被弾時にも「操縦に問題なし」と中隊へ報告していた。
          また、基地では事故があり修理機材を失っていたため飛行を継続していた。
          しかし、着陸直前に最大ピッチにしても機体が浮揚しないことに気づき侵入を断念。付近へ不時着した。
          この進入の際機長は、不時着30秒前からローターピッチを最大にしていたが他機から「エンジン煙出てますね」
          という状況報告を受け機体外の状況に意識が向き、計器の確認、無線連絡に気を取られ、着陸進入中であったこともあり
          機体がエンジンパワーが足りずに上昇できずに降下していることを認識するのが遅れた。
          機長は不時着10秒前、機体が失速しかけている事を認識し不時着体制に入った。
          この際、限られた時間の中機体の保持を優先し副操縦士への不時着宣言が遅れた。
          機体は毎秒20ftの速さで降下、許容範囲内の降下率で着陸した。      

    死傷者数  なし
    勧告・意見 パワード・リフトにおけるエンジン出力の低下は致命的であり、飛行モードでは揚力が得られていても垂直離着陸モードでは
          揚力が足りない可能性があることを認識すべきである。エンジンにダメージがある場合機長はリカバリー可能な高度を取って
          一時的に着陸態勢をとり上昇降下が問題なく行えるか確認するべきである。
          また、地上管制員はエンジンにダメージを報告したパワード・リフト機にあっては飛行可能でも垂直離着陸可能か確認させる
          ように努めるべきである。
    備考    事故当時の記録映像
    【ARMA3】TTSB報告書20200814【不時着事故】

    • この返信は4年、 3ヶ月前にairlinepilotが編集しました。
    #269196
    F29_cat
    参加者

    発生年月日  2020年9月5日
    発生場所 kujari
    航空機種類 固定翼
    航空機区分 複葉機
    型式 An-2(Armed)
    運行者 機長F29_cat 副機長nicoicoTuba
    事故等種類 攻撃進入時の事故
    操縦機材 キーボード
    公表年月日  2020年9月6日
    概要 味方地上部隊の支援のため、レッドスモークに約-30°,速度330KMにて進入、攻撃を行い離脱の為に操縦桿引いたが機首が上がらず、そのまま墜落。
    調査報告 翼の上に配置されていた武装が空力面での悪影響を及ぼした可能性が高い。武装が付いていない機体では事故の際とおおよそ同一の条件で問題なく回復動作を取れた。
    死者 なし
    勧告・意見   今回の様な特殊な機体では事前にテストを行うべきである。またテストの後に、このような動きをしてはならないなどの安全指標書くべきだと思う。

    • この返信は4年、 2ヶ月前にF29_catが編集しました。
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    #274368
    Gribeauval
    参加者

    発生年月日 2020年10月27日
    発生場所  タキスタン領内フェルズアバト北
    航空機種類 回転翼機
    航空機区分 回転翼航空機
    型式    MH-6
    運行者   Viper 及び Gribeauval1942
    事故等種類 墜落
    公表年月日 2020年10月27日
    概要    ロメオ小隊(MH-6×3)は偵察歩兵小隊を輸送した後、AH-6に換装するために速やかな帰還の指示を受けた。
          2番機にあっては副操縦士(Gribeauval1942)が操縦を引き継ぎ離陸を試みたところ
          離陸した瞬間に機体が制御不能となり墜落した。
          事故直後意識のあった副操縦士は機長の救出に成功したものの、機体の二次爆発によって即死
          機長の救命及び安否不明な副操縦士の救命のために直近にいた偵察チームにも多数の負傷者が発生した。

    原因    副操縦士は作戦日当日にSSDの換装と、それに伴ってなぜか不調が生じた
          コントロールスティック(X56)のドライバの再インストールを行っていた。
          おそらくこれが原因によってスロットルとスティックのアナログ軸の操作が重複してしまい
          スティックを前後に倒すとスロットルが操作されるという設定になっていた
          

    勧告・意見 航空職は責任の重い役職であり、操縦する機体は万全な状況であらねばならない。
          特に操縦系に変更を加えた場合には、それが正常に動作するか確認を怠ってはならない。
    死傷者数  死者1名(副操縦士)重傷者複数名(機長および偵察班員)
    備考    機長のViperさん、救出に当たっていただいた偵察チームの方々にはご迷惑をおかけしました。
          本当に申し訳ないです。
          

    • この返信は4年前にGribeauvalが編集しました。
    • この返信は4年前にGribeauvalが編集しました。
    #280345
    Burt1223
    参加者

    発生年月日 2021年12月6日
    発生場所  Tanoa北西部 Tuvanaka Airbase
    航空機種類
    航空機区分 大型機 大型機
    運行者   [私じゃないんで伏せます]
    型式    F-22A、F-22A
    事故等種類 着陸時の機体損傷
    公表年月日 2021年12月7日
    概要    2機の米空軍所属F-22A型は、それぞれ別のタイミングでツヴァナカ飛行場に着陸を試みたが、どちらも接地の際に機体を損傷した。うち一機は接地後機体が爆破炎上したことにより、パイロット一名が死亡した。

    原因    本報告書では、原因を「(1)USAFmodにより追加されるF-22A型機の仕様による欠陥」及び「(2)ツヴァナカ飛行場の地理的欠陥」の二つであるとする。
     (1)USAFmodにより追加されるF-22A型機は、その仕様により正常な着陸操作を行ったとしてもほぼ確実に機体が不自然なバウンドを起こし、高確率でパイロットの負傷や機体の損傷を招く。この仕様はUSAFmodにより追加されるほぼ全ての戦闘機、攻撃機に見られる現象であるが、特にF-22A型機において致命的なものである。この現象はArma3において機体の操作に熟練したパイロットであっても防止が出来ないものであり、事故機以外にもこの回のCOOPで着陸操作を行った計3機のF-22A型機において同様のバウンド現象がみられた。
     (2)ツヴァナカ飛行場はタノア北西部の離島に位置する飛行場であり、Arma3向けにデフォルメされている為、滑走路長は820mと非常に短い。また、滑走路の延長線上に20m程度の小高い丘が存在し、侵入の妨げとなる。この丘により標準的で余裕のあるアプローチが難しく、安定した侵入であっても決して安全とは言えない状況を発生させている。

    死傷者数  死亡1名、負傷1名

    勧告・意見 USAFmodにより追加されるF-22A型機は欠陥も多く、決して安全な航空機ではない為、運用者には十分な訓練が必要である。また、ミッション作成者においても、気軽にF-22A型機を運用させるべきではなく、可能であるならば他の機種へ変更する事を作戦効率、安全上の観点から強く推奨する。F-22A型機をミッションに配置する場合も、空港に十分な長さの滑走路があるか、侵入経路上に障害物は無いかなどを厳密に調査し、可能であれば試運転を実施した上で配置するべきである。
    備考    USAFラプターは実装されてからずっと事故り続けています。一概にパイロットの所為であると切り捨てず、深刻な問題として認識してください。

    #283771
    yamashina
    参加者

    発生年月日 2022年11月19日
    発生場所  ナブール空港
    航空機種類 固定翼機
    航空機区分 輸送機
    型式    C-17 GlobemasterⅢ
    運行者 機長:yamashina 副機長:Sima
    事故等種類 爆散・炎上
    公表年月日 2022年11月20日
    概要    空軍基地と当該空港との車両返却輸送を行うため、着陸後車両の積載を行う予定であった。補給車両を積載した際に、空軍基地で降ろされなかったハンヴィーを副操縦士が発見し降ろした際に、ARMA物理で機体が爆発、炎上。
    ハンヴィーはエンジンルームから煙が出るなどの被害が発生した。
    補給車両を積載した際にハンヴィーの座標位置がずれてしまったなどの仮説が現在出ているが、実証などはできていない。

    原因    Bohemia ARMA3
        
    死傷者数  機長1名死亡 副機長が重症を負った
    勧告・意見 ゲーム開発運営元会社への早期ARMA4開発の指示を勧告。

    • この返信は1年、 12ヶ月前にyamashinaが編集しました。
    • この返信は1年、 12ヶ月前にyamashinaが編集しました。
    #283799
    krote
    参加者

    発生年月日:2022/11/25
    発生場所:タノア群島セレブ村海岸線
    車両種類:装甲車
    車両区分:兵員輸送車
    型式:AAVP7/A1
    運行者:運転手/krote ガンナー/tokarev1126 指揮官/Family
    事故等種類:スタック
    公表年月日:2022年11月26日

    概要:転回命令の撤回から再度セレブ村海岸に上陸を試みたところスタックした。自力での脱出が困難の為、他のAAV(74a)に救助を依頼、再度海に突き出して脱出した。その後は戦線に復帰。

    原因:上陸時、海岸線に対して垂直に上陸すべきとこを斜めに上陸したため。

    死傷者数:負傷者1名(74a、衝突時に負傷)

    勧告・意見:今後上陸する際は海岸線に対して垂直に上陸すること。

    執筆者覚書;輸送機ではありませんが、今後同じことが発生するかもしれないことを踏まえ、記録として登録します。

    #286937
    michy_REV19
    キーマスター

    レーザー誘導兵器に関する注意喚起

    皆様こんにちくわ、みっちーです。
    最近、割とシャレにならない事故が発生したので情報共有します。

    TL;DR

    • BAD:ミッションに出てくる殆どのレーザー誘導兵器はレーザーコードを判別してくれない
    • ACTION:航空ブリーフィングでレーザーコードの割当を決めよう
    • ACTION:パイロットはレーザーを使用するとき必ずコールしよう
    • ACTION:目標指示レーザーが使用できたとしてもCASに関わるユニット以外は勝手に照射しちゃだめだぞ

    事故概要
    発生年月日   :2023/12/10 21時COOP
    発生ミッション名:Co40 Olympia
    発生場所    :Utes – 島内滑走路中央
    航空機種別   :固定翼機 / V/STOL機 / 艦上攻撃機・マルチロール機
    航空機型式   :AV-8B+ (FIR製)
    使用兵装    :GBU-12 (FIR製)・Laser Designater
    事故等種類   :誘導による誤爆
    関係者     :FAC (michy_REV19)・Ship1 (airlinepilot)・Ship2 (mokuzai)
    被害      :数名の負傷者・死傷者が発生

    事故の詳細
    当該作戦時、FACとShip1・Ship2は空港を制圧する歩兵小隊を援護するために近接航空支援の任に就いていた。
    支援任務中、空港北東側の高地に位置する敵歩兵部隊を制圧するよう要請が入ったため、FACの指示のもとShip2がレーザー誘導爆弾 (GBU-12)を無誘導で投下した。
    この際、Ship1がカメラ操作時に意図せず目標指示レーザーを照射してしまっており、爆弾がこのレーザーに誘導されてしまい軌道が変わってしまった。
    最終的に爆弾は滑走路上に放棄された敵の輸送車両の付近に命中し、爆散した車両の破片によって友軍に負傷者・死傷者が発生した。

    事故の原因

    • 目標指示レーザーの誤照射が発生していた
      対策:パイロットは目標指示レーザーであっても実弾と同等のトリガー管理を実施し、また目標指示レーザー選択時は機体HUD・カメラ画面・ゲームUI(右上)からレーザーの状態を確認する
    • 目標指示レーザーの誤照射に周囲のパイロットが気が付かなかった
      対策:目標指示レーザーを使用する際には無線でのコール(ON:Lasing [Laser Code] / OFF:Cease Laser)を徹底し、コールの無いレーザーをコンタクトした場合は無線で通知する
    • 各機体でレーザーコードが被っていた (というかデフォルトから変えていなかった)
      対策:航空ブリーフィングにてレーザーコードの割当を決めデフォルトでマッチしないようにする
    • 現環境におけるレーザー周りの挙動が周知されていなかった
      対策:本稿により周知とミッション毎での航空ブリーフィングにて確認を実施する

    レーザーコード概論
    そもそもの話ですが、”レーザーコード”というものは無線通信における周波数にあたるもので、戦域で複数のレーザーを同時に使用しても混同しないようにする技術です。
    Arma3自体にはレーザーコードの概念が無く、ACE3の機能のひとつとして実装されています。ただ、ACE3のレーザーコードは長年のあいだ対応する兵装でしか使用できず(しかも受信側は個々のレーザーのコードを判別する事はできず、対応兵装を選択した際に選択したレーザーコードが照射されているか分かるだけ)、RHSやFIRといったMODの航空機を使用するこのサーバーではまともに使いえないものでした。このため、みっちーはかねてより「レーザーは複数同時に照射するな・マーク(ロック)なしでの射撃はするな」と主張してきました。
    その後、2023年10月に配信されたのACE3 v3.16.0のアップデートにてLaser Spot Trackerという機能が追加されて、受信側が選択したレーザーコードとマッチするレーザーが照射している際、その位置にカメラを指向出来る機能が追加されました。これによって少なくとも希望のレーザーの照射位置を瞬時に確認することが出来るようになったため、レーザーの同時使用については様子を見て緩和しています。
    しかし兵装側の挙動に関しては何も変わっていないため、非対応の兵装は誘導時にレーザーを区別することはできません。

    現環境におけるレーザー誘導兵器の挙動
    レーザー誘導兵器は、LOAL(自動ロック、キーを押さなくてもセンサで捉えていれば誘導されるやつ)とレーザーコードに対応しているかどうかで4種類に分類できます。これらに対し、レーザーコードがマッチしているか・レーザーをマーク(Lock Targetキーで選択した状態、みんなロックと言うが状態によるため正確にはマークという)しているかの4パターンの状態で兵器が誘導されるかを一覧にまとめました。

    LOAL対応・レーザーコード対応 (ACE3 AGM-65L)
     レーザーコードがマッチ・マークあり:YES
     レーザーコードがマッチ・マークなし:YES
     レーザーコードがミスマッチ・マークあり:NO
     レーザーコードがミスマッチ・マークなし:NO
    LOAL非対応・レーザーコード対応 (USAF APKWS)
     レーザーコードがマッチ・マークあり:YES
     レーザーコードがマッチ・マークなし:YES
     レーザーコードがミスマッチ・マークあり:YES
     レーザーコードがミスマッチ・マークなし:NO
    LOAL対応・レーザーコード非対応 (GUB-12 A3)
     レーザーコード適合・マークあり:YES
     レーザーコード適合・マークなし:YES
     レーザーコード非適合・マークあり:YES
     レーザーコード非適合・マークなし:YES
    LOAL非対応・レーザーコード非対応 (AGM-65L FIR)
     レーザーコードがマッチ・マークあり:YES
     レーザーコードがマッチ・マークなし:YES
     レーザーコードがミスマッチ・マークあり:YES
     レーザーコードがミスマッチ・マークなし:NO

    今回の事故では”LOAL対応・レーザーコード非対応・レーザーコード適合・マークなし”の条件が発生したため、意図しない誘導が発生したものと考えられます。
    16パターンもあって覚えられないと思うので、マークなしでの射撃は今後も避けたほうがよいです。

    補足:レーザーコードの変え方
    レーザーコードは4桁の数字で指定され、現環境下では2桁目(1~7)と3&4桁目(1~8)をキー押下で変えることができます。
    デフォルトは”Ctrl+Alt+Q/W/E”です。
    キーの変更は、OPTIONS→CONTROLS→Configure Addons→ACE Equipmentのページで変えることができます。

    補足:LSTを使用したレーザー照射地点へのカメラの指向(SLEW)のやり方

    1. 機体のレーザーコードを照射機のレーザーコードに合わせる
    2. 機体のインタラクションメニューから”Laser Spot Tracker:On”を選択
    3. Stablize Turretキーを押す
    4. だめだったらLSTを入れ直す
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