返信先: TRI Transport Safety Borad 報告書
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皆様こんにちくわ、みっちーです。
最近、割とシャレにならない事故が発生したので情報共有します。
TL;DR
- BAD:ミッションに出てくる殆どのレーザー誘導兵器はレーザーコードを判別してくれない
- ACTION:航空ブリーフィングでレーザーコードの割当を決めよう
- ACTION:パイロットはレーザーを使用するとき必ずコールしよう
- ACTION:目標指示レーザーが使用できたとしてもCASに関わるユニット以外は勝手に照射しちゃだめだぞ
事故概要
発生年月日 :2023/12/10 21時COOP
発生ミッション名:Co40 Olympia
発生場所 :Utes – 島内滑走路中央
航空機種別 :固定翼機 / V/STOL機 / 艦上攻撃機・マルチロール機
航空機型式 :AV-8B+ (FIR製)
使用兵装 :GBU-12 (FIR製)・Laser Designater
事故等種類 :誘導による誤爆
関係者 :FAC (michy_REV19)・Ship1 (airlinepilot)・Ship2 (mokuzai)
被害 :数名の負傷者・死傷者が発生事故の詳細
当該作戦時、FACとShip1・Ship2は空港を制圧する歩兵小隊を援護するために近接航空支援の任に就いていた。
支援任務中、空港北東側の高地に位置する敵歩兵部隊を制圧するよう要請が入ったため、FACの指示のもとShip2がレーザー誘導爆弾 (GBU-12)を無誘導で投下した。
この際、Ship1がカメラ操作時に意図せず目標指示レーザーを照射してしまっており、爆弾がこのレーザーに誘導されてしまい軌道が変わってしまった。
最終的に爆弾は滑走路上に放棄された敵の輸送車両の付近に命中し、爆散した車両の破片によって友軍に負傷者・死傷者が発生した。事故の原因
- 目標指示レーザーの誤照射が発生していた
対策:パイロットは目標指示レーザーであっても実弾と同等のトリガー管理を実施し、また目標指示レーザー選択時は機体HUD・カメラ画面・ゲームUI(右上)からレーザーの状態を確認する- 目標指示レーザーの誤照射に周囲のパイロットが気が付かなかった
対策:目標指示レーザーを使用する際には無線でのコール(ON:Lasing [Laser Code] / OFF:Cease Laser)を徹底し、コールの無いレーザーをコンタクトした場合は無線で通知する- 各機体でレーザーコードが被っていた (というかデフォルトから変えていなかった)
対策:航空ブリーフィングにてレーザーコードの割当を決めデフォルトでマッチしないようにする- 現環境におけるレーザー周りの挙動が周知されていなかった
対策:本稿により周知とミッション毎での航空ブリーフィングにて確認を実施する
レーザーコード概論
そもそもの話ですが、”レーザーコード”というものは無線通信における周波数にあたるもので、戦域で複数のレーザーを同時に使用しても混同しないようにする技術です。
Arma3自体にはレーザーコードの概念が無く、ACE3の機能のひとつとして実装されています。ただ、ACE3のレーザーコードは長年のあいだ対応する兵装でしか使用できず(しかも受信側は個々のレーザーのコードを判別する事はできず、対応兵装を選択した際に選択したレーザーコードが照射されているか分かるだけ)、RHSやFIRといったMODの航空機を使用するこのサーバーではまともに使いえないものでした。このため、みっちーはかねてより「レーザーは複数同時に照射するな・マーク(ロック)なしでの射撃はするな」と主張してきました。
その後、2023年10月に配信されたのACE3 v3.16.0のアップデートにてLaser Spot Trackerという機能が追加されて、受信側が選択したレーザーコードとマッチするレーザーが照射している際、その位置にカメラを指向出来る機能が追加されました。これによって少なくとも希望のレーザーの照射位置を瞬時に確認することが出来るようになったため、レーザーの同時使用については様子を見て緩和しています。
しかし兵装側の挙動に関しては何も変わっていないため、非対応の兵装は誘導時にレーザーを区別することはできません。現環境におけるレーザー誘導兵器の挙動
レーザー誘導兵器は、LOAL(自動ロック、キーを押さなくてもセンサで捉えていれば誘導されるやつ)とレーザーコードに対応しているかどうかで4種類に分類できます。これらに対し、レーザーコードがマッチしているか・レーザーをマーク(Lock Targetキーで選択した状態、みんなロックと言うが状態によるため正確にはマークという)しているかの4パターンの状態で兵器が誘導されるかを一覧にまとめました。LOAL対応・レーザーコード対応 (ACE3 AGM-65L)
レーザーコードがマッチ・マークあり:YES
レーザーコードがマッチ・マークなし:YES
レーザーコードがミスマッチ・マークあり:NO
レーザーコードがミスマッチ・マークなし:NO
LOAL非対応・レーザーコード対応 (USAF APKWS)
レーザーコードがマッチ・マークあり:YES
レーザーコードがマッチ・マークなし:YES
レーザーコードがミスマッチ・マークあり:YES
レーザーコードがミスマッチ・マークなし:NO
LOAL対応・レーザーコード非対応 (GUB-12 A3)
レーザーコード適合・マークあり:YES
レーザーコード適合・マークなし:YES
レーザーコード非適合・マークあり:YES
レーザーコード非適合・マークなし:YES
LOAL非対応・レーザーコード非対応 (AGM-65L FIR)
レーザーコードがマッチ・マークあり:YES
レーザーコードがマッチ・マークなし:YES
レーザーコードがミスマッチ・マークあり:YES
レーザーコードがミスマッチ・マークなし:NO今回の事故では”LOAL対応・レーザーコード非対応・レーザーコード適合・マークなし”の条件が発生したため、意図しない誘導が発生したものと考えられます。
16パターンもあって覚えられないと思うので、マークなしでの射撃は今後も避けたほうがよいです。
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補足:レーザーコードの変え方
レーザーコードは4桁の数字で指定され、現環境下では2桁目(1~7)と3&4桁目(1~8)をキー押下で変えることができます。
デフォルトは”Ctrl+Alt+Q/W/E”です。
キーの変更は、OPTIONS→CONTROLS→Configure Addons→ACE Equipmentのページで変えることができます。
補足:LSTを使用したレーザー照射地点へのカメラの指向(SLEW)のやり方
- 機体のレーザーコードを照射機のレーザーコードに合わせる
- 機体のインタラクションメニューから”Laser Spot Tracker:On”を選択
- Stablize Turretキーを押す
- だめだったらLSTを入れ直す
