返信先: TRI Transport Safety Borad 報告書
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発生年月日 2018年3月17日
発生場所 Podagorsk
航空機種類 回転翼機
航空機区分 回転翼航空機
型式 UH-1Y
運行者 airlinepilot
事故等種類 墜落
公表年月日 2018年3月18日
報告書番号 AA2018-03-1
概要 UH-1Yは、ハードランディングによる機体の破損を受けつつ飛行し、燃料タンクからの燃料漏れによるエンジン停止のため墜落した。
原因 当該機はKight飛行小隊の三番機として地上部隊の輸送・直掩の任についていた。
途中、地上部隊輸送のため着陸した際に機長がリブートのため副操縦士に操縦権を渡す旨伝え「You have」をコールし席をはずした。
副操縦士が操縦権を取った直後、機体は急上昇し急降下。ハードランディングとなり機体を大破させた。
検証の結果、コレクティブピッチを0にしていても操縦権移譲の際に機体が浮き上がることがあることが判明したが原因は不明である。
その後、機長が復帰し状況説明を受け燃料の流出を確認した。
燃料はすべて流出すると思われたため飛行不能を伝達した所、10分ほど飛行可能な量を残し燃料の流出が止まったため、
機体内に備え付けられた工具にて地上部隊に応急修理を実施させエンジンを稼動状態に戻した。
ここで機長は「エンジン以外に直す所はあるか」との問いかけを受けたが、流出が停止した燃料タンクについては
これ以上の流出の恐れは無いとし修理は依頼しなかった。
しかし実際には燃料タンクにはまだ穴が開いており、破損箇所の関係で燃料自体の自重での流出が止まっただけであった。
その後、味方地上部隊を輸送するためエンジンを稼動させ移動開始したとたん残燃料が低下。
エンジンの出力を上げるため燃料ポンプが圧力を高めたため開口部より燃料が流出を開始。
機長の予想とは裏腹に燃料は瞬く間に低下。地上部隊を輸送後「予想に反し燃料が無くなった為帰還する」と通信しLHDへ向け
移動を開始した。この時点で機長は「燃料が持たない」ことを確信したが、地上部隊の無線を傍受するに燃料車両の輸送
を行う時間的余裕は無いとし、最悪高度を稼ぎオートローテーションにて甲板へ緊急着陸するものと考えていた。
しかし、離陸から42秒、燃料が無くなりエンジンが停止。この時点でLHDまで3kmを残し
海抜高度217m対気速度193km/hしかなかった。
機長は即座に非常事態を宣言。オートローテーションを開始したが、スタンダードフライトモデルでは効果が薄く
20秒で海面まで降下。海抜高度25mで機種を上げコレクティブピッチを最大まで増加させたが一向に機体は減速せず
対気速度135km/hで海面に機体後部より衝突。反動で機首から海水面に突っ込み大破。
コックピットが崩壊し乗員は水中に投げ出され、燃料が無かったため爆発はなく水没した。
乗員2名は全身に受傷するも奇跡的に生還し、海面まで泳ぎ救助を待った。
間も無く2番機が救助に到着するも、なかなか機体に登ることが出来ず、機長が登った直後副操縦士が受傷のため気絶。
機長は這い上がりにくいため時間が掛かっていると思い呼びかけ続けるも応答が無くなった為2番機より飛び降り
水中を捜索した所、10~20m海底に副操縦士が沈んでいるのを発見。救助は不可能と判断し再び2番機に戻りLHDに帰還した。
死傷者数 2名
勧告・意見 機体を修理する際は、計器で確認できる操縦系統・駆動系統並びに、コックピットでは直接確認できない燃料タンク他機体の
各部の損傷状態を必ず修理実行者に問い合わせ、確認すべきである。
また、燃料が持たないと確信が持てる場合、飛行を再開するべきではなく上級指揮官の指示を仰ぐべきである。
備考 事故当時の記録映像