Coop 中に飛び交う略字や単語、(戦術) 記号、表記についてまとめました。
目次
記号
陣営
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BLUFOR・OPFOR・中立・不明 |
枠の形で勢力を、枠の中にある印で兵科を、枠の上にある印で規模を示します。
BLUFOR は青色、OPFOR は赤色、中立は紫色、不明は黄色になります。
BLUFORにはアメリカ軍などの西側諸国とその同盟国が、OPFORにはそれと対立するロシア軍などが当てはまります。
統制と戦術
- AbF – Attack by Fire Position 攻撃位置
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ひし形の記号は含みません。敵の部隊に接近することなく、ここから直接・間接火力を用いて攻撃を行うという位置です。AbF の先には Engagement Area が指定されるときがあります。
- AO – Area of Operation 作戦地域
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戦術コンセプトや基本的な移動計画をまとめた、すべての作戦で使える範囲です。陸軍・海軍の統合部隊司令官によって決定されます。AO の中には METT-TC を基に大隊や中隊の AO が設置されます。
大きさは活動する部隊の管轄、地理的要因、部隊規模などで区切られており、最も小さい小隊規模の AO であっても 1km 以上のようです。また AO は境界線ともなりえます。
- ASLT – Assault Position 突撃発起位置
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攻撃対象の OBJ と LD の間にある位置です。OBJ に達する前に、隠蔽と遮蔽が取れた準備ができる最後の地点であり、OBJ までの最短経路でもあります。
- ATK – Attack Point 攻撃位置
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LDを超える前にある、攻撃部隊が存在する最後の位置です。
- AXIS – Axis of advance 部隊の進行方向
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主攻 (地上) 助攻 (地上) 部隊の進行方向を示します。
- BP – Battle position 防衛位置
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敵の進行先に設置される、防衛のための位置です。大隊の BP やその中にセクション毎の BP が地形を基に設定されます。点線は代替位置になります。
- CP – Checkpoint 所定位置
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地上での移動の管理や火力調整用の登録目標、地形情報として使われる所定位置です。標定場所として使いやすく、統制線の捕捉としても可能です。
- DZ – Drop Zone 降下地域
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空挺部隊の降下地域、装備や支援物資の投下位置です。
- EA – Engagement Area 交戦地域
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全ての火器と支援を使って最も効果的に敵勢力を撃破する範囲です。
- FEBA – Forward Edge of the Battle Area 主戦闘地域の前縁
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地上戦闘部隊が配置されている地域の末端部分です。展開部隊、誘導火力支援、維持部隊、機動部隊は含まれません。
自軍の前縁 敵軍の前縁 - LC – Line of Contact 接触線
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友軍と敵が交戦している場所を示す、おおまかな線です。我の点線では予定に。
- LD – Line of Departure 行動開始線
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地上部隊が攻撃の際に所定の時間で通過する統制線のひとつです。LD は機動や射撃の管理を容易にもできます。LD と LC を兼ねて LD/LC とすることもあります。
- LOA – Limit of Advance 前進限界線
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前身中の攻撃部隊を管理するために使われる統制線の一つです。攻撃部隊は不要な進行や友軍誤射を防ぐためにもこの統制線を超えてはいけません。おもに目立つ地形へ設置されますが、OBJ から LOA の間へ十分な空間を確保する必要があります。
- LZ – Landing Zone 降着地域
- NAI – Named Area of Interest 興味のある地域
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特定の情報を収集するために設置される、地理的範囲のことです。通常は敵の行動を捉えるために選択されますが、戦場や環境条件による場合もありえます。また NAI は敵の活動が認められると、TAI へ再指定できその場合は武力行使が認められます。
- OBJ – Objective 目標
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OBJ は目標の識別として使えます。通常は最終目標として設定しますが、必要があれば中間目標も設置します。また OBJ の中に OBJ も指定できます。
- OP – Observation Point 観測地点
- PL – Phase Line 統制線
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軍事作戦で指揮と管理のために設置され、通常は軍事作戦の範囲を簡単に示すことに使われます。指揮官が部隊の機動を管理するため、特別な理由がない限り意図せず通過してはいけません。指揮官は可能ならば道路や川といった分かりやすい地形に設置します。 また統制線は行動開始線や想定行動開始線といった、ある想定のために設置されている場合もあります。
- PZ – Pickup Zone 回収地域
- RP – Rally Point
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部隊が再集結時などで、簡単に認識できる地形のところです。また Objective Rally point は攻撃部隊の集結と OBJ までの攻撃準備地点として、簡単に判別できる場所へ設置されますが、その時は敵に動きを察知されないよう OBJ から十分に離れた距離を取る必要があります。
- SbF – Support by Fire 援護地点
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指揮官が命令する直接攻撃や間接攻撃をする戦術目標で、敵を張り付けたり、制圧射撃、破壊をします。AbF との違いは、SbF は友軍の機動を支えるためにあり、矢印の先は目標を向いています。
- TAI – Target Area of Interest 攻撃する地域
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高価値目標が存在し友軍によって交戦があった地理的範囲のことです。EA は全ての火器を使いますが、TAI は配下にある単一の兵器で攻撃します。
- TRP – Target Reference Point 所定位置
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地形から簡単に判別できる地点です。射撃の開始や配分、管理につかわれるほか、指揮官による火力分配の中央点にもなります。交戦地域の区分にも。また標準的な目標地点で、数字により火力支援士官が調整でき、直接射撃の目標にもなりえます。
- WP – Waypoint 経由点
用語
完全版のリストはこちら。
システム
- アドミン
- 管理者のこと
- リアサイン
- ユニット選択画面にて、管理者 (Admin) が現在のユニット選択を初期化する事。管理者用コマンド
- ミッションズ
- 現在のミッションを強制中止させる事。管理者用コマンド
- ミッション リスト
- サーバーでプレイできるミッションが記載されたリストのこと
- モデレーター
- 管理者の補佐をする人。TS3 では赤い印が付いていることから赤札とも
- スペクテイター
- ミッションで死亡した時に入る、観戦画面のこと。観戦画面では生存者の会話は聞けるのみで、死亡者同士で会話できる
- テレポート
- 途中参加プレイヤー向けや救済措置として使用される、ユニットの移動。例: 旗から指揮官の位置へテレポート (飛べる事が) できます
- ゼウス
- ゲーム内エディタ、もしくはそれを操作している人
- 天の声
- ミッション中に無線 MOD が動いてなく、TS3 の同じチャンネルに居る全員に声を届けること。ゲームが強制終了した等でミッション内から抜けてしまった場合は、マイクをミュートしましょう
作戦用語
- 2IC
- Second In Command。副隊長や副官のことで、隊長を補佐する人
- AR
- Automatic Rifleman。自動小銃を持った人
- AT
- Anti-Tank Specialist。対戦車ランチャーを持った人。もしくは対戦車火器を指す
- BLUFOR
- Blue Force という陣営。色は青で、NATO や自衛隊が属している
- BoB
- Blue-on-Blue、友軍誤射
- FO
- Forward Observer、前線観測員。砲撃などを観測する人
- GPS
- 現在を示すアイテム
- JTAC
- Joint terminal attack controller、統合末端攻撃統制官。航空機を作戦地域で統括する人
- KIA
- Killed in Action、戦死
- LAW
- Light Anti-Tank (Anti-Armor) Weapon、軽対戦車火器。軽量の対戦車ランチャーで、M72 とも
- LHD
- Landing Helicopter Dock、強襲揚陸艦
- MG
- Macchine Gunner、機関銃手
- MIA
- Missing in Action、作戦中行方不明者
- MRAP
- Mine Resistant Ambush Protected、耐地雷待ち伏せ防護車両
- NVG
- Night Vision Google、暗視装置付きゴーグル
- OPFOR
- Opposing Force という陣営。色は赤で、CSAT やロシア軍が属している
- RATELO/RTO
- Radio Telephone Operator、無線通信手。指揮官に代わって、通信を担当する人
- SL
- Squad Leader、分隊長。9 人から 13 人程度の分隊をまとめる人
- TL
- Team Leader、班長。分隊の中で 4 人程度をまとめる人
- WSO
- Weapon System Officer / Operator、兵装システム士官。航空機に搭乗し、武装を操作する人
戦術用語
- CAP
- Combat air patrol、戦闘空中哨戒。戦闘機による防空行動
- CAS
- Close Air Support、近接航空支援。航空機による火力支援
- FOB
- Forward Operating Base、前線基地
- Frag
- Fragmentation (Granade)、破片手榴弾
- GRID
- 座標
- HAHO
- High-Altitude High-Open、高高度降下高高度開傘。海抜高度 10km で降下し、対地高度 1.8km 以上でパラシュートを展開。彼の対空脅威を避けや低視認性を維持するために使われる。これにより彼の防空圏外から降下し、防空圏内の DZ や OBJ Area へ侵入可能
- HALO
- High-Altitude Low-Open、高高度降下低高度開傘。海抜高度 10km で降下し、対地高度 1.8km 以下でパラシュートを展開、数キロ先の DZ へ侵入する方法
- HE
- High Explosive、榴弾。対人向け
- HEAT
- High explosive anti-tank、対戦車榴弾で対戦車向け
- HEDP
- High Explosive Dual Purpose、成形炸薬弾。対人・装甲が可能
- HMMWV
- High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle、高機動多用途装輪車両。アメリカ軍が運用している
- MANPADS
- MANPADS、Man-Portable Air-Defense Systems 携帯式地対空ミサイル
- METT-TC
- mission, enemy, terrain and weather, troops and support available, time available, civil considerations 任務、敵勢力、地形、味方勢力、時間、民間人の状況をまとめた資料
- MRAP
- Mine Resistant Ambush Protected、耐地雷待ち伏せ防護車両
- RoE
- Rule of Engagement、交戦規定
- RTB
- Return to Base、帰投
参考:
- ADRP 1-02 Terms and Military Symbols, Headquarters, Department of the Army
- FM 3-90-1 Offense and Defense
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