小銃について
当時の主な小銃は、米軍のM1ガーランド、ドイツのKar98kカラビナー、ソ連のモシン・ナガンなどがあります。
各国の主力小銃はすべてボルトアクションライフルで、大戦中にセミオートライフルが実用化されましたが、置き換えできたのは米軍だけでした。理由はセミオートにすると弾薬の消費量が膨大になってしまい、当時の国家の経済力・輸送力では補給が不可能だったからです。ドイツやソ連にもセミ・フルオートのライフルはありましたが、数的には終戦までボルトアクションが主力でした。
アメリカ
M1 Garand … 米軍の主力小銃。弾を撃ち切るとピーンと音がする
M1 Carbine … 後方警備や空挺部隊用の軽小銃
M1A1 Thompson … 短機関銃。トミーガンの軍用モデル
M1918 BAR … ライフルと機関銃の中間、分隊支援火器の先祖
M1903 … ガーランドに置き換わるまで主力だったボルトアクションライフル
ドイツ
Kar98k … ドイツ軍の主力小銃。狙撃銃としても活躍した
MP40 … 9mmパラ弾の短機関銃。接近戦用
G43 … ドイツ製のセミオートライフル。生産数が少なかった
StG44 … 現代のアサルトライフルの先祖。革新的だが出るのが遅すぎた
ソ連
Mosin-Nagant M1891 … ソ連軍の主力小銃。二人に一丁
PPSh-41 … ソ連軍を象徴する短機関銃。ドラムマガジンで70連射
SKS … セミオートライフル。銃剣を標準装備
