フィールドマニュアル:Organization 編制

ミッションで使える部隊の編制を記載します。これらは包括的なテンプレートであり、任務や状況に応じて別の隊が組み込まれるなど柔軟に変更されます。

目次

アメリカ陸軍

歩兵ライフル小隊

歩兵ライフル小隊は攻撃、防衛、安定化などの任務に適していて、全世界のどこでも地上作戦が可能です。歩兵はすべての地形と天候で運用でき、特に都市部では効果的に発揮するほか、敵の後方へも侵入可能です。各ライフル小隊は 1 つの小隊本部班と 3 つのライフル分隊、1 つの武器分隊で成り立ちます。

歩兵分隊ファイア チーム

チームリーダーグレネーダーオートマチック ライフルマンライフルマンの 4 人からなるファイア チームは、小隊のチームとして戦闘できるよう設計されています。小隊や分隊の動きは全てチームによって成り立っています。

チームはほぼ自己完結で戦闘ができるようになっており、オートマチック ライフルマンは持続的な射撃で敵の機動を押さえます。ライフルマンは精確な射撃で敵を無力化したり、ロケット ランチャーを運用します。グレネーダーは局所、または広範囲に向かって間接射撃でりゅう弾による火力支援を行います。リーダーはチームを率います。

歩兵分隊

歩兵分隊は 2 つのファイア チームと、1 人の分隊長で構成されています。これは 1 つのチームが援護射撃中に、別のチームが有利な位置を確保するために機動するといった動きが可能になります。通常、M136 や M72 といったランチャーはライフルマンが所持します。

歩兵武器分隊

武器分隊は小隊の機動を援護する分隊です。2 つの機関銃チームと CCMS チーム、1 人の分隊長で構成されています。

汎用機関銃チーム

ガンナー補助ガンナーの 2 人が汎用機関銃チームです。武器分隊は 2 つの汎用機関銃チームを備え、小隊に制圧射撃を中距離から 1,100 メートルまでの範囲へ提供できます。この能力は日中および夜間、悪天候下でも有効です。

なお汎用機関銃は M240 シリーズを指し、アメリカ陸軍では M240B または軽量仕様の M240L が使われます。

近距離戦闘チーム

ガンナーと弾薬手の 2 人が近距離戦闘ミサイル(CCMC、Close Combat Missile)チームです。現在は Javelin ミサイル システムを使用しています。武器分隊は 2 つの近距離戦闘チームを備え、小隊に極めて効果的な、対戦車・対掩体能力を寄与します。この能力は日中および夜間、悪天候下でも有効です。

迫撃砲セクション

2 門の 60mm 軽迫撃砲が配置されています。セクションには 2 つの迫撃砲分隊があり、分隊長、ガナー、弾薬手の 3 人が 1 つの分隊となります。セクション リーダーは、第 1 分隊長が兼任します。レンジャー連隊の場合は 1 門になります。

歩兵武器小隊

武器小隊には 2 つのセクションからなる分隊が 2 つあり、各分隊は 4 人の兵士と重火器を搭載した車両を運用します。

機械化歩兵小隊

Bradley 歩兵小隊には乗車部隊や、Bradley 戦闘車両によって支援、または独立して行動できる降車部隊という多彩な能力があります。Bradley 戦闘車両は極めて強力な武器システムを部隊に提供し、長距離から敵勢力を撃破できます。また近距離での戦闘においても降車部隊に支援を提供しつつ、敵を撃破できます。

機械化歩兵小隊は 4 両の Bradley 戦闘車両を保有し、2 つの部隊へと分割されます。2 つの部隊は互いに機動を援護などが可能です。1 つのライフル分隊が降車中は乗車部隊が支援射撃し、敵を無力化できます。

乗車部隊

乗車部隊は 4 両の Bradley で構成され、2 つのセクションに分離されます。

  • A セクションは小隊長がセクション リーダーとなり、2 両目が僚機になります。
  • B セクションは小隊付き軍曹がセクション リーダーとなり、4 両目が僚機になります。

降車部隊

9 人からなる 3 つのライフル分隊が降車部隊です。ファイア チームにいる 1 人のライフルマンは対戦車特技兵として指定され、Javelin 近距離戦闘ミサイルを運用します。分隊にいる他のライフルマンは選抜射手になります。

なお分隊は任務に応じて Javelin や M240 汎用機関銃を運用することもあります。

機械化偵察小隊 (2 セクション)

機械化偵察小隊 (2 セクション)

小隊には一人ずつのリーダーと隊付き軍曹、4 人の分隊長から成り立ち、合計で 36 人の人員で構成されます。全てのセクションにおいてウイングマン コンセプトを用い、6 両の M2A3 Bradley 戦闘車両、M240L 汎用機関銃、Javelin 発射装置を運用します。

機械化偵察小隊はほぼ全ての地形、天候で正確な情報を逐次に提供できます。また Bradley による火力支援により脅威に対する生存性と交戦能力があります。しかしながら市街地といった複雑な地形では機動性が制限され、それにLRAS3を装備していないことから、長距離における精密な目標選定と航空支援に対応できません。

乗車部隊

乗車部隊は 6 両の Bradley で構成され、2 つのセクションに分離されます。各セクションは 3 両の Bradley から成り立ち、それらに 3 人の乗員と 3 人の斥候からなる 1 つの分隊が後者部隊として搭乗します。

降車部隊

3 人からなる 1 つの偵察班が降車部隊です。

Stryker 歩兵小隊

Stryker 歩兵小隊は乗車部隊や、Stryker 戦闘車両によって支援、または独立して行動できる降車部隊という多彩な能力があります。Stryker は高い機動力を用いて歩兵を輸送でき、遠隔武器操作システムを使い軽装甲車両の破壊、降車部隊への支援、近距離で敵を撃破できます。

小隊はさまざまな作戦環境で戦闘に備える必要があります。1 つの分隊が降車部隊になり、乗車部隊は降車部隊が敵へ接近し撃破できるよう火力支援を行います。図では乗車部隊と後者部隊を示しています。

小隊指揮班は 5 人からなります。小隊長は小隊とその全ての武器システムに責任があります。小隊付き軍曹は小隊の最も古参下士官で、部隊の副隊長となり小隊長が乗車部隊になっている場合は、歩兵分隊の降車部隊を率います。また小隊長が不在の場合は、小隊長として活動します。

各ライフル分隊は 10 人の兵士からなる 3 つのチームと分隊長で構成されています。2 つのファイア チームがあり、各チームのライフルマンは対戦車火器、もしくは選抜射手 (M110A1 SDMR) になります。そして 3 つ目のチームは車長と操縦手です。

3 つ目のチームを率いる車長は ICV と呼ばれる Stryker の歩兵輸送型を管理し、防衛火器を操作します、なお分隊長が乗車していない場合は車両の責任を負います。操縦手は車両を車長が指示するとおりに走行し、どんな地形でも安全に通行させ、歩兵分隊を展開位置まで運搬します。

武器分隊

武器分隊は 2 人組からなる 2 つの汎用機関銃チームと車両チーム、そして分隊長で構成されています。武器分隊の主任務は小隊のライフル分隊が行なう機動を精確な火力で援護することです。汎用機関銃はガンナーと補助ガンナーから成り立ち、有効射程が 800 メートル以上の M240 シリーズを装備しています。小隊長は必要に応じて武器分隊へ火力支援中の安全を確保します。

重迫撃砲セクション

SBCT の歩兵ライフル中隊にある、重迫撃砲セクションは 2 両の 120mm 迫撃砲を搭載した MC 仕様をそれぞれ 5 人の兵士で運用します。1 両目の MC はセクション リーダーと分隊長兼ねています。また 60mm 迫撃砲を展開することもあります。

対戦車誘導ミサイル小隊

SBCT 武器部隊にある対戦車誘導ミサイル小隊は敵勢力に対し長距離で対装甲戦闘か、反撃を行います。小隊には 3 両の対戦車誘導ミサイルを搭載した ATGM 仕様が割り当てられていますが、セクションや戦闘部隊を持っていません。部隊には小隊長と小隊付き軍曹、分隊長が割り当てられ、車両は車長を兼ねるリーダー、ガンナー、ドライバー、補助ガンナー兼ローダーの 4 人で運用します。

MGS 小隊

Mobile Gun System 小隊は歩兵と騎兵部隊を精密な長距離射撃で直接支援する部隊です。強固に防衛された敵の掩体や火点、狙撃位置を長射程で破壊、制圧します。また市街地や狭隘地、開墾地においては歩兵の突破地点を作り出せます。小隊には 4 両の MGS 仕様が構成し、各車両は車長とガンナー、ドライバーの 3 人で運用されます。小隊長と隊付き軍曹は隊内の 2 両へ車長として搭乗します。

SBCT 武器小隊

小隊や部隊の規模であれば 対戦車誘導ミサイルと MGS 部隊を組み合わせ増強させることもあります。その場合は 3 両の ATGM と MGS 小隊で部隊に増強。もしくは、2 両ずつの ATMG と MGS 1 両の ATGM と 2 両の MGS で 2 つの武器小隊とします。

戦車小隊

戦車小隊は 4 台の主力戦車で構成され、2 台ずつに分けられた 2 つのセクションへ分割されます。セクションリーダーは小隊長が務め、車長を兼任し Tank 1 と指定されます。小隊付き軍曹は Tank 4 の車長です。Tank 2 は小隊長の僚機、Tank 3 は隊付き軍曹の僚機になります。

射撃小隊

射撃小隊は3 つの Paladin 分隊と指揮班、FDC/POC、弾薬分隊で構成します。Paladin 分隊は M109A6 Paladin 自走榴弾砲が 3 両で 1 分隊です。射撃小隊 2 つと中隊指揮分隊、補給分隊で中隊になります。Paladin を主力とする砲大隊は、戦車や機械化ともに旅団戦闘団 (ABCT) です。

中隊

中隊はいくつかの小隊と分隊からなりたっていますが、ゲームではあまり使用されないので参考程度になります。

歩兵ライフル中隊

機械化歩兵中隊

SBCT 歩兵ライフル中隊

SBCT(Stryker Brigade Combat Team、ストライカー旅団戦闘団)

SBCT 武器部隊

戦車中隊

アメリカ海兵隊

ライフル小隊

各ライフル小隊は 4 人からなる 1 つの小隊本部班と 3 つのライフル分隊で成り立ちます。

歩兵分隊ファイア チーム

各ライフル分隊にはチームリーダー兼グレネーダーとオートマチック ライフルマン、補助オートマチック ライフルマン、ライフルマンの 4 人からなるファイア チームが配置されています。

歩兵分隊

歩兵分隊は 3 つのファイア チームと、1 人の分隊長からなる 13 人で構成されています。

歩兵分隊 (2020 – 計画)

この編制は確定ではありません。

これまでの分隊へ、通信と戦闘を管理するアシスト リーダー、そして小型ドローンを管理する分隊システム オペレーターを加えた、15 人編制の分隊。

分隊として。装備として M27 IAR、新型の複眼型暗視装置、分隊レベルのジャマー装置。

  • 分隊長 (M27 IAR)
  • アシスト リーダー兼 JFO (M27 IAR)
  • 分隊システム オペレーター (M27 IAR とクワッド ドローン)

3 つのファイア チーム。ライフルマンの内一人は分隊選抜射手として M38 SDMR を使用。

  • ファイア チーム リーダー (M27 IAR)
  • グレネーダー (M27 IAR と M320)
  • オートマチック ライフルマン (M27 IAR)
  • ライフルマン (M27 IAR と カール・グスタフ無反動砲)

武器小隊

武器小隊はライフル中隊に組み込まれていて 4 人からなる 1 つの小隊本部班と機関銃セクション、迫撃砲セクション、強襲セクションの 3 つから成り立ちます。武器小隊はライフル中隊を火力支援し、中隊へ機関銃や迫撃砲、ロケット攻撃、対装甲防衛を提供します。

機関銃セクション

機関銃セクションはセクション リーダーを持ちませんが、分隊長と隊付き軍曹が配置された機関銃分隊 3 つから成り立ちます。各分隊はチーム リーダー、ガンナー、弾薬手の 3 人からなる 2 つの機関銃チームがあります。

迫撃砲セクション

迫撃砲セクションはセクション リーダーと、3 つの迫撃砲分隊から成り立ちます。60mm 軽迫撃砲を運用するこの分隊は分隊長兼ガンナー、補助ガンナー、弾薬手の 3 人から構成されます。

強襲セクション

強襲セクションはセクション リーダーと、3 つの強襲分隊から成り立ちます。Mk153 SMAW を運用するこの分隊は、分隊長を兼ねるガンナー (RHS のアサルトマン)、補助ガンナー、チーム リーダー兼ガンナー、補助ガンナーの 4 人から構成されます。なお今後 4 年間で M3 MAAWS に置き換えが行われます。

迫撃砲小隊

武器中隊の迫撃砲小隊は、81mm 迫撃砲を 2 つのセクションで運用します。各セクションは 81mm 迫撃砲を 1 門持つ迫撃砲分隊が 4 つと、前線観測員などからなるセクション指揮班から構成されます。

重機関銃小隊

武器中隊の重機関銃小隊は、大隊に大口径の機関銃とてき弾を使った火力支援を提供。使用火器は車載や地上設置のどちらでも運用でき、1 つの小隊や分隊として行動可能です。多くの場合、小隊はライフル中隊へ増強され混合対装甲チームか機動強襲小隊として機動部隊の中核となります。

対装甲小隊

武器中隊の対装甲小隊は大口径の長距離対戦車能力を提供。使用火器は車載や地上設置のどちらでも運用でき 1 つの小隊やセクションとして行動可能です。多くの場合、小隊はライフル中隊へ増強され混合対装甲チームか機動強襲小隊として機動部隊となります。

小隊は小隊本部班と Javelin セクション、TOW セクションの 2 つで成り立ちます。

混合対装甲小隊

混合対装甲チームの混合対装甲小隊は、小隊指揮班と 2 つの重機関銃セクション、TOW セクションで構成されます。各セクションはセクション リーダーと隊付き軍曹、2 つの分隊があります。分隊はそれぞれ 4 台の車両が配置されていますが、運用人数がそれぞれ異なります。

機動強襲小隊

機動強襲小隊は小隊指揮班と 2 つの機動セクションのみで構成されます。機動セクションには 2 つの車両分隊が配置され、それぞれ 2 つの車両チームを持っています。

水陸両用強襲小隊

3 台の AAVP7A1 を持つ 4 つのセクションで構成され、通常は歩兵中隊へ増強されます。セクション リーダーは配下車両の指揮と歩兵指揮官による火力支援へ応えます。

偵察小隊/フォースリーコン小隊

小隊は指揮班として小隊長、小隊付き軍曹、無線通信手、特殊装備下士官、水陸両用偵察衛生兵の 5 人が居ます。そしてチーム リーダーと補助チーム リーダー、無線通信手、補助無線通信手、スラックマン (最も若手でスタック時は 2 番手)、ポイントマンからなる 3 チームから構成されます。

また小隊には最低でも 1 人の JTAC、各チームへ JFO が存在します。なおフォースリーコンの場合は、各チームに最低 1 人の JTAC と JFO になります。

前哨狙撃小隊

前哨狙撃小隊

前哨狙撃小隊は大隊直属の本部中隊に配置され、目標に応じて歩兵中隊や小隊に組み込まれます。前哨狙撃小隊は小隊長と隊付き軍曹、無線手の指揮班と、分隊長、狙撃手と観測手からなる 1 つの分隊が 3 つで成り立ちます。組み込まれた狙撃チームは中隊長か小隊長、隊付き軍曹によって指揮され、狙撃チーム長である分隊長がチームを率います。

軽装甲偵察小隊

小隊は 4 両の LAV-25 を 2 つの分隊で運用。分隊は 2 つの斥候チームで構成されています。斥候チームと LAV-25 の乗員はそれぞれ 3 人で構成されます。通常、小隊はアルファセクションとブラボーセクションに分けられ、小隊長と小隊軍曹でそれぞれのセクションの車両コマンダーを務めます。斥候チームの内訳はグレネードランチャーを装備するチームリーダー、分隊支援火器を装備するオートマチック ライフルマン、そしてAT4やSMAWを装備するライフルマンの3人です。

中隊

歩兵ライフル中隊

ライフル中隊には武器中隊から派遣されてくる 1 人の 81-mm 迫撃砲前線観測員、ライフル中隊の通信小隊から無線通信手、ライフル大隊の諜報セクションから情報スペシャリスト、大隊の作戦セクションから戦術航空統制班が派遣されてきます。

武器中隊

代替武器中隊

歩兵ライフル大隊は展開の際に、ある一定の直接射撃による攻撃性を保った諸兵科対装甲チーム仕様か、4 つ目の純粋な機動中隊として機動強襲中隊を採用する代替武器中隊の時もあります。

混合対装甲チーム

混合混合対装甲チームは 81-mm の間接射撃による火力支援と、重機関銃による直接射撃を組みあわせ、直接射撃能力と機動の両方を可能とします。

機動強襲中隊

機動強襲中隊は重機関銃と対装甲小隊が組み合わさります。

水陸両用強襲中隊

各小隊には 12 両の AAVP7A1 を装備し、指揮小隊は AAVP7CA1 を運用します。

偵察/フォースリーコン中隊

偵察大隊は 3 つの中隊と 1 つのフォースリーコン中隊で構成されます。

軽装甲偵察中隊

アメリカ特殊作戦軍

アメリカ陸軍特殊部隊

アメリカ陸軍特殊部隊

通称グリーン ベレーは 12 名からなるアルファ作戦分遣隊を一つのチームとし、その内訳を指揮官と副官、作戦下士官、情報/作戦補佐下士官、兵器専門家、工兵専門家、通信専門家、医療衛生専門家となります。

アメリカ海軍 SEAL

SEAL チームは 16 人で 1 つの小隊とし、2 ~ 4 人からなる小隊班と 8 人からなる 1 つの分隊があります。その内訳は 4 人のファイア チームと 2 つですが、交戦時はファイア チーム内の 2 人が分割して援護に回るバディ システムを運用しています。

Marine Raiders

レイダーは MSOT というチームがあり、内訳として指揮班のチームリーダー、チームチーフ、運用チーフ、通信チーフの 4 人、2 つある戦術エレメントとしてエレメント リーダー、エレメント副リーダー、エレメント メンバーの 2 人、SARC の 5 人です。MSOT が 4 つで 1 つの MSOC (中隊) になります。また場合において戦闘支援に EOD が 4 人、JTAC が 3 人、多目的犬チーム 2 人が増強されることもあります。

ドイツ連邦軍

Fallschirmjägerzug (空挺部隊)

アメリカ陸軍レンジャー部隊と同じぐらいの空挺軽歩兵中隊です。各中隊には 3 つの小隊と 1 つの重火器小隊、そして本部があります。4 両の TPz Fuchs または 7 ~ 8 両の ATF Dingo を運用する 2016 年次の編制です。

  • 小隊本部班
    • 小隊長 – G36K または MP7A1 と P8
    • 隊付き軍曹 – G36K と P8
    • 無線手 – G36K と P8
    • 機関銃手 – MG4 と P8
    • てき弾手 – AG36 付き G36K と P8
    • 小銃手 x2 – G36K と P8
  • 歩兵分隊 x3
    • 小隊長 – G36K または MP7A1 と P8
    • 隊付き軍曹 – G36K と P8
      • Alpha チーム
        • 機関銃手 – MG4 と P8
        • パンツァーファウスト手 – G36K と P8、パンツァーファウスト 3
        • てき弾手 – AG36 付き G36K と P8
        • 小銃手 – G36K と P8
      • Bravo チーム
        • 機関銃手 – MG4 と P8
        • パンツァーファウスト手 – G36K と P8、パンツァーファウスト 3
        • てき弾手 – AG36 付き G36K と P8
        • 選抜射手 – G28 と P8

TPz Fuchs の場合、乗員は小隊から抽出します。各中隊には 3 つの小隊があり、そのうちの 1 つの士官が、残りの 2 つを隊付き軍曹が指揮します。

戦車小隊

戦車 3 両で 1 つの小隊です。各小隊は無線通信の場合 NATO フォネティック コードで呼び出しされます。第 I 小隊は小隊長を A (アルファ) とし、その僚機を A-1、続いて A-2 と呼称されます。

戦車中隊は 4 つの戦車小隊と 1 両の指揮戦車で構成されています。各小隊は編制上、ローマ数字で記載されます。

イギリス陸軍

歩兵ライフル小隊 (2018 年 ~)

歩兵小隊は全部で 8 人からなる 3 つのライフル セクションと小隊指揮班から成り立っています。

衛生兵がいませんが、全員が基本的な衛生教育を受けており、その内 1 つのセクションにいる 1 人がより高度な衛生教育を受けています。各セクション向けに 2 つの NLAW 使い捨て対戦車誘導ミサイルか、MATADOR と NLAW を 1 つずつです。L7A2 は状況に応じた選択肢の一つです。

小隊指揮班です。伝令は主に各小隊の指揮班に割り当てられる、クワッドバイクとトレイラーの運用を任されています。

  • 小隊長 (L85A3)
  • 小隊付き軍曹 (L85A3)
  • 通信手 (L85A3)
  • 伝令 (L85A3)
  • 伝令 (L85A3)

以下は 3 つあるライフル セクションです。セクション コマンダー (分隊) は 4 人のチャーリー ファイアチームを率います。セクションの 2IC (副官) は 4 人のデルタ ファイアチームを率います。シャープシューターと機関銃手を除く全ての人員が L85A3 を装備しています。

  • チャーリー ファイアチーム
    • セクション コマンダー (伍長、L85A3 と Glock 17)
    • ライフルマン (一等兵、L85A3)
    • グレネーダー (一等兵、L123A2 付き L85A3)
    • シャープシューター (一等兵、L129A1)
  • デルタ ファイア チーム
    • セカンド イン コマンド (兵長、L85A3 と Glock 17)
    • ライフルマン (一等兵、L85A3)
    • グレネーダー (一等兵、L123A2 付き L85A3)
    • マシンガンナー (一等兵、L7A2 もしくは L85A3 を持つライフルマン)

以下は攻撃性を重視した、代替編制です。

  • アサルト グループ
      • セクション コマンダー (伍長、L85A3 と Glock 17)
      • 2x ライフルマン (一等兵、L85A3)
      • 2x グレネーダー (一等兵、L123A2 付き L85A3)
    • ガン グループ
      • セカンド イン コマンド (兵長、L85A3 と Glock 17)
      • シャープシューター (一等兵、L129A1)
      • マシンガンナー (一等兵、L7A2)

全ての L85A3 射手に MRD 付き LDS を搭載しています。マシンガンナーは 500 発を所持し、2IC が 500 発所持しています。

使用する車両です。

  • 機械化歩兵 (後述)
  • 重防護機動歩兵 (各小隊に 4 両の Mastiff PPV MRAP)
  • 軽防護機動歩兵 (各小隊に 6 両の 6 Foxhound)
  • 軽歩兵 (車両なし)

機械化歩兵小隊 (2018 年 ~)

画像はライフル小隊のものです。

歩兵小隊は全部で 10 人からなる 3 つのライフル セクションと小隊指揮班から成り立ち、4 両の FV510 Warrior を装備しています。基本的には 2018 年時とそう変わりません。

小隊指揮班です。小隊には 2 人の隊付き軍曹が存在し、小隊付き軍曹は降車部隊を、Warrior 軍曹は乗車部隊の 2IC (副官) として機能します。なお小隊長は乗車時に指揮班 Warrior 車長を兼ねており、降車時は Warrior 軍曹が車長として交代し、また全車両の指揮を引き継ぎます。

  • 小隊長 (L85A3)
  • 小隊付き軍曹 (L85A3)
  • 通信手 (L85A3)
  • Warrior 軍曹 (L85A3)
  • 砲手 (車内に L85A3)
  • 運転手 (車内に L85A3)

以下は 3 つあるライフル セクションです。セクション コマンダー (分隊) は 4 人のチャーリー ファイアチームを率います。セクションの 2IC (副官) は 3 人のデルタ ファイアチームを率います。シャープシューターを除く全ての人員が L85A3 を装備しています。なおセクション レベルでは、車両や機関銃チームによる援護があるため、L7A2 汎用機関銃を装備しません。それに機動力重視と精度による制圧を目指し、L110A2 軽機関銃が無くなっています。

衛生兵がいませんが、全員が基本的な衛生教育を受けており、その内 1 つのセクションにいる 1 人がより高度な衛生教育を受けています。各セクション向けに 2 つの NLAW 使い捨て対戦車誘導ミサイルが車両に搭載されています。MATADOR もありますが、NLAW を 2 つに倍増させています。なお不正規戦では全員に Glock 17 が配備されます。

  • チャーリー ファイアチーム
    • セクション コマンダー (伍長、L85A3 と Glock 17)
    • ライフルマン (一等兵、L85A3)
    • グレネーダー (一等兵、L123A2 付き L85A3)
    • シャープシューター (一等兵、L129A1)
  • デルタ ファイア チーム
    • セカンド イン コマンド (兵長、L85A3 と Glock 17)
    • ライフルマン (一等兵、L85A3)
    • グレネーダー (一等兵、L123A2 付き L85A3)
  • クルー チーム
    • 車長 (兵長、車内に L85A3)
    • 砲手 (一等兵、車内に L85A3)
    • 運転手 (一等兵、車内に L85A3)

機械化歩兵大体は 3 つの小隊と 2 両の Warriors を持つ 1 つの指揮班から成り立ちます。

機械化歩兵小隊 (~2018 年)

捕捉としてこれはある大隊の編成と装備であり、SOP ではありません。

歩兵小隊は全部で 8 人いる、2 つのファイア チーム (デルタとチャーリー) と小隊指揮班からなる、3 つのセクションで成り立ちます。通常は、いかなる増強も小隊指揮班に配属されます。小隊指揮班は 4 人からなりますが、コンバット メディックは必要に応じてセクションへ派遣されます。

  • 小隊長 (ACOG 搭載 L85A2 と拳銃)
  • 小隊付き軍曹 (ACOG L85A2、もしくはホロ搭載 M1014、拳銃)
  • 2 人の増強コンバット メディック (ACOG 搭載 L85A2)

以下はファイア チーム セクションです。

  • ファイア チーム セクション コマンダー (伍長、ACOG 搭載 L85A2、グレネード ランチャー)
  • ガンナー (一等兵、ACOG 搭載 L110A1、最低 200、最高 500 発所持)
  • ライフルマン (一等兵、ACOG 搭載 L85A2、ガンナーの予備弾倉を 100 から 400 発所持)
  • (状況により変化) ライフルマン/グレネーダー、対戦車 (一等兵、ACOG 搭載 L85A2、グレネーダーの場合はグレネード ランチャー、対戦車の場合は M72 LAW か AT4、NLAW)

捕捉です。

  • 部隊によってセクションが 3 つになる
  • 派遣地に合わせて装備と編成が異なる
  • 小隊で車両を運用される場合は、セクションから乗員を出す
  • ファイア チームの内 2 人は最低でも発煙弾を所持
  • 全ての兵士はバックパックと暗視装置を持つ
  • セクション コマンダーは GPS を持つ
  • 誰も L85 にホログラフィック照準器を付けない

戦車小隊 (タイプ 56)

戦車小隊は 4 台の主力戦車で構成されます。なお戦車小隊 4 つと大隊長車、2IC 車を合わせて合計 18 両で中隊を構成します。

参照:

>> ARMA3 フィールドマニュアル

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